2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧
画面に緊張感がみなぎっていて、冒頭の実写シーンから「あ、これはちゃんと観ないと」と思わせる力がある。 わざわざ「冒頭の実写シーン」と書いたのは、この映画が、アニメーションによる黒人の歴史の概観から始まるからだ。 実をいうと、ここで「ん?説教…
アクションエンターテイメントやホラーや恋愛物語もいいけれど、どこか物足りないと感じることが多い。だいたい結末が何パターンかに絞られてしまうからだ。小説でも、エンタメと文学では、それぞれ良いところがある。 でも、後者がやはり面白いと思うのは「…
『君よ憤怒の河を渉れ』は観ていないが、大味なエンターテイメントなのだろうと勝手に想像。そのリメイクなのだから、トンデモ系だろうと推測せざるを得ないが、それでもジョン・ウーと福山雅治の魅力には抗しがたく、観に行った。 まず気になったのは、外国…
スティーブン・キングは、読んだ作品こそ少ないけれど、尊敬する作家の一人だ。40年くらい書き続けて、第一線を走り続けているというのは、凄いの一言につきる。しかし、作品数にくらべると映画化は成功していないようだ。そういえば、いつか観た『IT』も残…
マンガ原作を実写映画にする場合の駄目な例を見せてもらった。「愚かだね人間は」とか「希望であなたを殺す!」とかいう台詞は、絵と文字で表現するマンガならば成立しても、生身の人間にそのまま言わせたらものすごくダサくなる。それを避けるには、リアリ…