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映画メインで諸々の感想を

私立バーフバリ大学 『バーフバリ 王の凱旋』67点

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話題になっていた『バーフバリ』を観たが、長時間のうち、心が動いたのはダンス&音楽のシーンくらいで、あとは動かざること山のごとし。
山のフドウになって、涙目の子どもたちを抱きしめたい気持ちになった。

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これなら別に漫画で十分という感想。ぎくしゃくしたCGも、ゲームみたいだったなあ。
ただ、戦いの場面はありえなさは文句なく楽しめた。

あとは何を観たか、観るたびに忘れてしまうので、思い出したらまた書こう。

話は変わるが、電車に乗ってると大学の広告をよく目にする。
おしゃれな感じを演出して学生や教員のイケてる写真を使ったり、取り組みを紹介したり、漫画をつかったりといろんな工夫が面白いと言えば面白い。
週刊誌の見出しを模した近大の吊り広告も、つい読んでしまう。
各私立大学は教育ビジネスの一環として、広報戦略に力を注いでいることがよくわかる。
少子化や大学の淘汰が言われるなかで、受験生獲得にむけて頑張っているなあと、しみじみした気持ちになる。

こうした流れのなかで、多くの大学は「学生や受験生に好印象をもってもらえるキャンパスづくり」に心を砕いているようだ。
関東ならば都心回帰が進んでいるが、そうした立地だけではなく、具体的な空間がどんどんオシャレになっていく。
統一的イメージで学舎を作り、図書館もオシャレに改装する。
アクティブラーニングということで、学生たちが楽しんで議論できる空間をつくり、自習室も充実している。そういう場所は、たいてい透明な壁とホワイトボードの壁になっていて、大学のパンフレットなどで使われる。
あるいは、留学生との交流や、外国人教員との交流も、パンフレットで多用される「コンテンツ」だ。
なんだか、「学問テーマパーク」という感じがして、個人的にはビミョーな感じがする。
そこでは「何が学べるか」も、アトラクションみたいでなんだかなあ。
大学と広報って、相性が悪いと思うけれど・・・。なぜなら、大学で「得」することというのは、テーマパークのように即自的に表れるものではないから。学生は「お客様」じゃないから。
ということで、文字だけの「募集要項」があればパンフレットとかいらないんじゃないですかね。

話はかわるが、親が安心してお金を出してくれるような、クリーンで安心な大学空間を演出するのは大変だろうなと同情する。
形から入るのはよいが、そんなことに金を使うなら、常勤・非常勤をとわず教師を増やして、もう少し少人数制の授業を増やしてはどうかと思うが、結局それは「お金」の話になってしまい、たいていは難しいのだろうと想像する。

なぜいきなりこんなことを書いたのかというと、簡単な話で、観た映画を思い出せないからだった・・・
バーフバリみたいなヒーローがやってきて、テーマパーク大学を変な攻撃法でむちゃくちゃにしてくれる映画があったらいいなあ。あるいは、バーフバリ大学にして、一日二回、全員で踊る時間をつくればどうでしょうか? 授業をミュージカルでするとか。
こういうときにバーフバリを思い出すんだから、記憶に残る良い映画だったということかもしれない。