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福山がカッコよければ細かいことはどうでもいいのだ 『マンハント』68点

 

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君よ憤怒の河を渉れ』は観ていないが、大味なエンターテイメントなのだろうと勝手に想像。
そのリメイクなのだから、トンデモ系だろうと推測せざるを得ないが、それでもジョン・ウー福山雅治の魅力には抗しがたく、観に行った。

まず気になったのは、外国人監督が日本を描くときの「こんなの日本じゃない問題」。
Xメンとかラストサムライとか、いろいろトンデモ日本が描かれてきたが、今回もやはりビミョー。
例えば冒頭の阿倍野ハルカス最上階でのパーティーの場面。オシャレなフロアで製薬会社のパーティーが開かれているのだが、謎の音楽にインド映画的ダンス。池内博之が演じる社長二世のダンスが特にダサい。
そうそう、前半の舞台は大阪で、上本町駅での立ち回り、大阪城公園付近での水上戦、そこから一瞬で大阪駅にワープ、という流れは風景を楽しむことができた。
逃げた中国人弁護士をかくまうのが、釜ヶ崎(をモデルにした場所)の人びとというのも、制作者側が最低限のリアリティを確保しようとしているように思った。

製薬会社が黒幕だというのは、開始一分でわかるのだが、そういう物語の本筋はどうでもいいし、観客もそんなの期待していない。池内博之國村隼、そしてジョン・ウーの娘の三名が織りなす、コメディすれすれの過剰な演技だけを特筆しておけば、あとは特に語るところはない(敢えて言うと、、、、ジョン・ウーってこんなに下手くそだっけ? 画面に華がなく辛かった)。

で、肝心の福山雅治である。
福山雅治の本格的アクションは、よく考えると、たいしたことない水上ジャンプとさほどすごくもない銃撃戦と殺陣なのだが、それでも福山はカッコいい。かっこいい人が走ったり汗かいたり打たれたりそれだけでいいのだ。
エンドロール後、福山とジョン・ウートークが流れるのだが、そのときの福山が一番カッコよかった。
ジョン・ウー、もっとカッコ良く撮ってあげてよ~、というのが正直な感想。

福山雅治で+30点
あとは観るべきところなし。