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松本人志と特撮テレビ番組の「25分」

何を書いたらいいのかわからないが、友人と約束したので、日々の雑感を書きためていくことにする。

 

移動中など、スマホでラジオの音源を聴く。

特によく聴くのは、松本人志がやっていた「放送室」。

私にとって松本人志は、小学生の頃からテレビで見続けてきた「ヒーロー」の一人で、1990年代半ばからの10年間くらいは絶頂期と言ってよく、口を開くたびに笑いが生まれていたように思う。いまは少し違う気がするが、TV出演をフォローしているわけではないのでわからない。

とにかく、一時期は天才と呼ばれ、実際その名にふさわしい活躍ぶりだった。あたりまえだが、生まれてから死ぬまでずっと天才であり続けるという人はいない。ある時期、ある瞬間に「天才」と言われるような輝きを見せることがあるのであって、その意味では、松本人志が天才だった時間は、長かったなあと感心する。

さて、ラジオ「放送室」に話を戻そう。

「放送室」を聴いていて、ああなるほど、と思うのは、松本人志と70年代日本のTV文化の関係だ。

謡曲やTVドラマについての言及が多いし、番組内で流れる音楽も、基本的に70年代のものだ。本人は「懐かしトーク」をしているのだろうが、そのトークから松本人志の発想の源泉を垣間見ることができて、おもしろい。

今回は特撮TV番組について、感想を書いてみよう。

「放送室」では、『ウルトラマン』『バロムワン』『マグマ大使』などの「特撮TV番組」がときおり話題にあがる。特に70年代初頭の特撮TV番組が多い。松本人志は1963年生まれだから、彼が小学生のころに見て、記憶に強く残っている番組なのだろう。

昔の特撮の設定がいかに「ユルい」くてチープか、それを突っ込んだり、実は深いテーマがあるのだと味わったり、敵怪獣の造形を褒めたりと、実に楽しそうに特撮について語っている。

そういわれてみると、私がこれまで楽しんできた「ダウンタウンのごっつええ感じ」におけるコント「アホアホマン」「ミラクルエース」、あるいは映画『大日本人』などは、70年代の特撮TV番組がフォーマットになっていることに気付く。

特撮TV番組は、だいたい25分くらいで一話が終わるわけだが、25分というのは面白い長さで、TVのコント番組のなかの一つとしては長すぎるし、映画にするには短すぎる。この「25分くらいの長さ」は、松本人志がもっとも輝きやすい長さなのかなと、勝手に思う。

90年代の「ごっつええ感じ」で、コント「トカゲのおっさん」が長すぎると話題になったことがあるが(そういえばこのコントも特撮っぽい)、特撮のフォーマットからすれば20分くらいは別に長くはない。

確認もせずに記憶だけで語っているが、松本が作成したコントのビデオ、「ビジュアルバム」シリーズに収録されたコントも、だいたい25分に収まる長さではなかったか。

そもそも、特撮TV番組(あるいは子供向けTVアニメ)の「30分枠」というのは、いつからどのように「30分」と決まったのか、わからないのだけれど、集中力の持続には、CMという途中休憩を含んだ「30分」がちょうどいい気もする。

 

まとまりがないし、まだ書きたいこともあるのだが、ホテルのチェックアウト時間が迫っているので、今日はここまで。